「学生の力で群馬の魅力を全国に伝えること!」を目標に、2023年からInstagramを主に活動を開始した『群馬の歩き方』さん。 群馬県内のおいしいグルメを、「学生目線」で軽やかに・楽しく伝えてくれています。 Instagramでよく見かけるけれど、一体どんな人達??と思われる方も多いのでは。 『群馬の歩き方』は、高崎経済大学の現役大学生3人が運営するユニット。 2023年のInstagram初ポストから1年ほどであっというまにフォロワー2.4万人に!その影響力はじわじわ拡大中です。 今まさに躍進中!な『群馬の歩き方』メンバー3人のうち、今回はsyotaさん・ momoさんのお二方にお話を聞きました。(ayanoさんからの書面回答も含む)
–『群馬の歩き方』のInstagram運営は、研究と計画のもとで行っているとお聞きしました。
syotaさん:投稿内容とその反応について、1週間に一度必ず分析をしています。
反応の要因はなんなのか、必ず外部要因と内部要因にわけて分析。
何の要因が効いたのか?それがアルゴリズム※かユーザーか、内部のタスク要因なのか。そうやって要因別に分析することで見えたものから方向性と課題を見出し、次につなげていきます。
3人の役割としては、戦略・分析は僕 syota、投稿内容制作はmomo、訪問するお店選定はayano が主な担当です。
※Instagramにおけるアルゴリズム:投稿の表示順を決める「おすすめ」のための仕組み。Instagramの投稿表示は利用者ごとにパーソナライズされており、その表示アルゴリズムを理解することで、ユーザーに情報を届けやすくなる。
–『群馬の歩き方』さんの投稿はどれも多くの人に見られている様子がよくわかるのですが、これまでの投稿で「手応えあったな」みたいなのはありましたか?
syotaさん:このおにぎりの投稿ですね。
momoさん:いいね数も、コメント数も、リーチ数もすごかったです。
–それはたまたまなヒットでしたか?それとも「おにぎり来るぞ」、という想定の上で?
syotaさん:分析や当時のトレンドを見ていた上で、多少「来るはず!」とは思っていたのですが、あそこまでとはと思いましたね。
–そのような分析の上で「戦略通りだったな」という反応と、「そうでもなかったな」という反応結果は、どう受け止めていますか?
syotaさん:アルゴリズムが効いてくる世界ですが、もちろん戦略通りなことばかりではないですね。
インターン期間中にWEBマーケティングやWEB記事を書いている時もそうだったんですが、理想通りに行くと思ったらやっぱりうまくいかないというのは、人間心理みたいのが入るとあるんだな、と。
そういうところは「アルゴリズム」と人間心理のような有機的要因の2方向で考えないと、と思いますね。
–都会よりも「地方」に目を向けたのは、なにか想いがあってのことですか?
syotaさん:地方には社会課題がまだまだ多いと思うんです。掘れば掘るほど見つかるものが多い。取り組む上でそういう点が魅力です。
momoさん:私は「地方創生」以前に、純粋に「群馬が好き!!」なんです。だから「なんで群馬?」と聞かれたら「好きだから!」としか(笑)。
ただ、勉強して思ったのは、群馬でできたことなら、同じように課題を抱える他の地方にとっても「ケースその1」として参考にできるんじゃないかと。せっかく大好きといえる群馬に住んでいるなら、まずはそのケースその1を自分たちではじめてみようかなと思いました。
–そんな課題を見抜く力をもつみなさんが2023年にはじめた「群馬の歩き方」Instagram。
これが「群馬の歩き方」だ!という点、意識していますか?
momoさん:「学生」という視点は大事にしたいです。というのも、先日、投稿写真がやけにプロっぽいというか、学生感がない感じになってしまって。反応も薄くて、ちょっと反省でした。
syotaさん:「学生感」はめちゃくちゃ大事ですね。「群馬の歩き方」は自分たちが卒業後も、大学生の新しい人材を入れてまわしていくつもりなんです。
–SNSにしても、サイト運営にしても、あくまで「学生」というものを大事にしていきたいと。
syota さん、momo さん:そうですね。
–そういう意識はお店選びにも影響しているのでしょうか?
syotaさん:「学生向け」という視点は大事に。でもそれだけだと狭まってしまうので、お店選びを担当しているayanoの直感に期待していますね。
momoさん:インスピレーション、大事です。
ayano さん:選定基準はずばり”自分が行きたいかどうか”ですかね。私は普段お店を選ぶ手段としてInstagramを使用しているので、他で投稿していらっしゃる方の投稿やリールも見て、おしゃれだなとか、美味しそうだから食べたいなと思ったところを取材先の候補としてあげています。
実際、「群馬の歩き方」は学生目線のお出かけ情報を発信しているので、バズるようなお店や、流行っているお店を狙って行くよりかは、自分が行きたいなって思ったところに行くのがアカウント自体のコンセプトに沿っていけるのかなと思っています。
–SNS活動だけでなく、他の事業もお考えだとか。
syotaさん:ユーザー課金制のクーポン事業で、月額または年額の定額制で使い放題のWEBクーポン、という形を考えています。
それに加え、飲食店をより詳しく説明する、クーポン事業に付随したWEBサイトを構想中です。高崎経済大学学生が発信するメディアとしての機能ももたせたい。
高崎経済大学の学生にサークル活動と地域接続研究の延長として、「学生が発信する、総合情報WEB」のようなものを目指します。
ガタガタでOK、整った文章力は求めずに。ライターの個性がでるように、感想をリアルに出してもらって。親近感のあるサイトにしていきたいんです。
学生主体の若い層で構成される「流動的なメディア」を作るのが目標です。
SNSつなげて、イベントつなげて、YouTubeつなげて、連動してくことで若い力が押し上げていくようなものが理想型ですね。
–その一環ともいうべきが、3月23日(土)開催を予定しているイベント『#ぐんまグルメフェス in 群馬県庁前広場』ですね。
syotaさん:そうです!
momoさん:群馬のグルメインフルエンサー「けーちゃん」さんとコラボが実現し、タッグを組んで開催できることになりました。
syotaさん:参加出店数は17店舗を予定していまして、現在開催準備も大詰めです。開催運営費として入場料300円いただきますが、きっと楽しいイベントになるはずですので、ぜひご期待下さい。
momoさん:「#ぐんまグルメフェス」公式Instagramで出店店舗紹介をしていますので、ぜひチェックしてくださいね!
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