でも、実際はウケにウケたというお話です。ザ・キャプテンズと群馬県民は相性が良かったということでしょうか?
傷彦:そう思います(笑)!
テッド:僕もそう思います(笑)!
傷彦:群馬の人ってノリがいいんじゃないかな。東北は内に秘める部分があるけど、群馬の人はパッと反応してくれる。バカを愛でる文化があるというか、バカを貫いている人を応援してくれる人が多いんだと思う。
テッド:高知でも同じようなノリを感じたけど、僕らをいじってくれるのは群馬ならではの現象。和実さんも身を挺していじられているもんね。和実さんとリスナーが作り上げる空気感みたいなのに僕らがうまくハマったって感じかな。
ラジオを通じて群馬での活躍も増えていきましたが、バンド活動にも影響はありましたか。
テッド:群馬におけるFMGUNMAさんの力はとても大きくて。バンドの認知度が上がってライブも組みやすくなったし、動員数も増えました。その結果、2009年には群馬音楽センターでワンマンライブが実現できた!地元でもこんなに集まったことないのに、1,000人もの人が来てくれたのは、お客さん、FMGUNMAさん、スポンサーさんのお陰です。
傷彦:自分たちの未来にワクワクできた1日だったよね。
その後、2009年にコーナーは終了しますが、2015年に「148neo」が再編されると「バラ色☆王国」として二人のコーナーも復活。これはどんな経緯からですか?
テッド:番組終了後は群馬へ来る頻度も減ってしまったんですが、2011年に傷彦が脳腫瘍の手術を受けたり、メンバーの脱退もあって、僕らの活動も休みがちだったんです。和実さんの番組が復活した2015年は僕らが事務所を独立した年でもあった。そんな報告も兼ねてFMGUNMAさんを訪れたところ、「また頑張ってみますか」と声を掛けていただいたんです。復帰後は感慨深くて・・・僕は今でもラジオ出る時はガチガチだけど、その当初は独立後でもあったから余計に緊張しちゃった。
傷彦:僕は手術を経験したのが大きかった。あの緊張に比べたら、生きて喋れるだけありがたいなって。「滑っても死なない、生きているからこそ滑れるんだ!」と思えました。
群馬との関わりも18年。群馬の印象ってどんな感じですか?
傷彦:「館林の〇〇」とか、自分の住んでいる地区をラジオネームにしているリスナーが多くて素敵だなって思う。
テッド:人情深い方が多いですよね。色んな地域に行かせてもらいましたが、久しぶりに訪れても皆さん覚えてくださっているし、声もかけてくれる。おいしいものや温泉も多くて、一時期ほんとに群馬に住みたいと思っていました。
群馬の一押しグルメはありますか?
傷彦:ぐんラボ!さんの取材で訪れた新町にある「とり料理たなか」のかち鳥もち!おいしいから止まんなくなっちゃって10本くらい食べた。食べ過ぎてテッドから胃薬もらったくらい(笑)。
テッド:僕は色々あって本当に絞れない・・・。新町の流れで言えば「和食 梅屋」の豚の耳炒めはめちゃくちゃ旨かった!大好きな蕎麦なら、「白虎」や「梅の花」によく行きます。FMGUNMA近くなら魚料理の「みやたや」かな。注文してから魚を捌いて刺身定食にしてくれるんですけど、群馬って内陸だからか海の幸を大事に扱う印象がある。あと、ラーメン屋だと「だるま大使」とか「麺や Co粋」。特に麺や Co粋のパスタのような替え玉が最高!食に関しては僕止まんないです、群馬はほんとおいしいものだらけ!
本当に詳しいですね!話は変わりますが、お二人にとって高橋和実さんはどんな方ですか?
傷彦:群馬で最も愛すべき存在だと思います。
テッド:僕は何回も言っているけど兄貴のような存在。道を外しそうな時は引き戻してくれるし、大事な相談をした時もバシッと答えてくれる。とにかく頼れるんですよね。筋が通った人でもあって、リスナーも同じ思いだと思います。
傷彦:僕はあの人のことをスティーブ・ジョブズレベルの人だと思っている。和実さんって、いつも「バカの向こう側」って言うじゃないですか。ジョブズも「バカであり続けろ」っていう名言を残していて、同じこと言っているって感動したんですよ。同じスケール持った人なんだって。
テッド:一生付き合うだろうなと思います。生き様含めてお手本だし、尊敬しています。日本中探しても148のような番組ってないと思う。スタッフさんも含めて番組チームがすごい。こんなウェルカムで家族的な扱いしてくれるラジオ局ないよ。
傷彦:和実さんへの思いをなかなか口にしたことがなかったから新鮮だね。こんなに好きなんだって。
テッド:大好きだよ。
最後に、群馬で今後やりたいことと読者へメッセージをお願いします。
テッド:2020年に傷彦が2回目の脳腫瘍手術をする前、「高崎 club FLEEZ」でライブをして以来、ライブができていないんです。だから、今年中には群馬でライブをやりたいと思っています。
傷彦:ただいまも言わなきゃね、意外と元気だよって。本当に長年、愛していただいてすごくありがたいと思っています。が、今後も失神するほど愛し合おうね!
テッド:ザ・キャプテンズは人生かけてやるバンドって決めているから、これからも続けていく。僕たちにとって群馬は第二の故郷であり、大事な場所。ぜひ今後も応援いただければ。健やかに、朗らかに、よろしくお願いいたします!
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